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ナチュラルライフで迎える人生の再スタート
第3話
支えてくれる人がいるという幸せ
~不安の中で気づいた、ひとりではないということ~
第1話では、
私が人工股関節の手術を決意した理由を書きました。
第2話では、
痛みの先に見えてきた未来について綴りました。
もう一度、自分の足で歩きたい。
黒豆とまた散歩をしたい。
自然の中で写真を撮りたい。
人に会いに行きたい。
バッチフラワーレメディを通して、
心が少し軽くなるきっかけを届けたい。
そんな「これから取り戻したいもの」を見つめながら、
私は少しずつ手術の日へ向かっています。
けれど、
正直に言えば、不安がないわけではありません。
手術のことを考えると、
胸の奥がざわつく日もあります。
リハビリはうまく進むだろうか。
仕事は大丈夫だろうか。
退院後の生活はどう変わるのだろうか。
そんな思いが、ふと心をよぎることもあります。
それでも、今の私は思います。
私は決して、
ひとりでこの道を歩いているわけではないのだと。
手術を前にして、
改めて感じていることがあります。
それは、
人は本当にたくさんの人に支えられて生きている、
ということです。
普段は当たり前のように過ごしていても、
何か大きな出来事を前にすると、
そのありがたさが急に胸に迫ってくることがあります。
先生がいてくださること。
医療スタッフの方々が支えてくださること。
友人や知人が気にかけてくれること。
社員が協力してくれること。
お客様が理解してくださること。
そして、
文章を読んで応援してくださる方がいること。
その一つひとつが、
今の私にとって大きな支えになっています。
主治医の先生には、
これまで何度も相談を重ねてきました。
手術のこと。
入院中のこと。
退院後のこと。
リハビリのこと。
体重管理のこと。
人工関節を長く大切に使っていくために、
これからどんな準備が必要なのか。
一つひとつ確認しながら、
少しずつ心の準備も整えてきました。
もちろん、手術に対する怖さが
完全になくなるわけではありません。
でも、
自分の身体を預ける先生がいる。
相談できる人がいる。
専門的な立場から支えてくださる方々がいる。
その事実は、
不安の中にある私にとって、
とても大きな安心になっています。
会社のことも、
私にとっては大きなテーマです。
私は会社を預かる立場でもあります。
手術を受けるからといって、
すべてを簡単に止めることはできません。
お客様への納品。
社員への段取り。
取引先への連絡。
決算に関わる書類。
入院前に整えておくべきことは、
思っていた以上にたくさんあります。
正直、
身体のことだけを考えていればいい、
というわけにはいきません。
でも、だからこそ感じることがあります。
理解してくださるお客様がいること。
協力してくれる社員がいること。
心配して声をかけてくださる方がいること。
その一つひとつが、
私の背中を支えてくれています。
「大丈夫ですか。」
「無理しないでくださいね。」
「まずは身体を大切にしてください。」
そんな何気ない言葉が、
思っている以上に心にしみるのです。
友人・知人の存在も、
とても大きな支えです。
大きなことをしてもらうから支えになる、
というわけではありません。
たった一言でも、
心が軽くなることがあります。
何気ない会話でも、
不安が少しやわらぐことがあります。
心配してくれる人がいる。
気にかけてくれる人がいる。
そのこと自体が、
どれほどありがたいことなのか。
手術を前にして、
今まで以上に深く感じています。
そして、黒豆の存在も忘れることはできません。
言葉を話すわけではありません。
励ましの言葉をくれるわけでもありません。
でも、
ただそこにいてくれるだけで、
心がふっとほどけることがあります。
黒豆の寝顔を見るだけで、
「また一緒に歩きたいな」
と思えます。
その想いが、
私にとって大切な希望になっています。
そして最近、
この連載を読んでくださった方から、
温かいメッセージをいただくことがあります。
自分の体験を書いているつもりが、
読んでくださった方の人生と重なり、
その方の言葉が、今度は私の心に返ってくる。
それは、
とても不思議で、
とてもありがたいことです。
先日も、
「〇〇していたら」ではなく、
「〇〇したい」という希望が大切なのだと、
素敵な言葉を届けていただきました。
その言葉を読んだ時、
私は深くうなずきました。
もしあの時こうしていたら。
もっと早く気づいていたら。
そんなふうに過去を振り返ることも、
時にはあります。
でも、
これからの私に必要なのは、
「たら」ではなく、
「たい」なのだと思います。
黒豆と歩きたい。
写真を撮りに行きたい。
人に会いに行きたい。
自然体で生きることの大切さを伝えたい。
また自分の足で、
行きたい場所へ向かいたい。
その「したい」という想いがあるからこそ、
人は未来に希望を持てるのかもしれません。
支えてもらうということは、
何かをしてもらうことだけではないのだと思います。
見守ってもらうこと。
言葉をかけてもらうこと。
信じてもらうこと。
待っていてもらうこと。
時には、
黙ってそばにいてもらうこと。
そうした一つひとつが、
人の心を支えてくれます。
私はこれまで、
自分が頑張らなければいけない、
と思うことが多かったように思います。
会社のことも、
人との関わりのことも、
自分の身体のことも。
できるだけ自分で抱えようとしてきた部分が、
きっとあったのだと思います。
でも今回、
手術という大きな節目を前にして、
少しずつ感じています。
人は、
ひとりで頑張り続けなくてもいい。
支えてもらっていい。
頼ってもいい。
感謝を受け取りながら、
また自分も誰かに返していけばいい。
そう思えるようになったことも、
今回の手術に向かう中で得た、
大切な気づきの一つです。
7月の空は、
日に日に夏らしさを増しています。
強い日差しの中に立つと、
季節がぐんぐん前へ進んでいることを感じます。
私もまた、
少しずつ手術の日へ近づいています。
不安がないわけではありません。
怖さが消えたわけでもありません。
でも、
その不安の中に、
確かに温かいものがあります。
支えてくれる人がいる。
応援してくれる人がいる。
待っていてくれる存在がある。
そのことが、
今の私にとって大きな力になっています。
私はひとりで手術に向かっているのではありません。
たくさんの人の想いに支えられながら、
新しい一歩へ向かっています。
今日の締めくくり
人は、
ひとりで強くならなければいけないわけではありません。
不安な時には、
不安だと言っていい。
支えてもらった時には、
素直にありがとうと言えばいい。
そして、
その感謝をまたいつか、
誰かに手渡していけばいい。
それはきっと、
「恩送り」なのだと思います。
今回の手術を前にして、
私は改めて感じています。
支えてくれる人がいるということは、
本当に幸せなことです。
先生、医療スタッフの皆さん。
友人や知人、社員、お客様。
そして、
この連載を読んで応援してくださる皆さん。
その一人ひとりの存在が、
私の心を支えてくれています。
私はその感謝を胸に、
今日も一歩ずつ前へ進んでいきます。
次回予告
第4話
手術への不安と、それでも前を向く理由
手術を前にして、
不安や怖さがないわけではありません。
全身麻酔への不安。
術後の痛み。
リハビリへの心配。
それでも私は、
その先にある未来を見つめながら、
前へ進もうとしています。
次回は、
手術への正直な不安と、
それでも前を向こうと思える理由について綴ります。
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