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ナチュラルライフで迎える人生の再スタート
第1話
もう一度、自分の足で歩きたい。
~私が人工股関節の手術を決意した理由~
「もう一度、自分の足で歩きたい。」
そんな想いが、日に日に強くなっていきました。
歩くことは、
誰にとっても当たり前のことかもしれません。
私も、ずっとそう思っていました。
でも、その「当たり前」が少しずつ失われていったとき、
初めて気づいたことがありました。
今日は、私が人工股関節の手術を決意した、
本当の理由をお話ししたいと思います。
それは、
「痛みをなくしたかったから」だけではありません。
もっと大きな理由がありました。
私には、
どうしても諦めたくない人生があったのです。
私は昔から、身体を動かすことが大好きでした。
休日にはランニングを楽しみ、
フルマラソンにも挑戦しました。
42.195キロ。
決して楽な道のりではありません。
苦しくて足が止まりそうになるたび、
「もうやめようかな。」
そんな弱気な自分が顔を出します。
それでも、
一歩だけ前へ出る。
また一歩。
その積み重ねが、
やがてゴールへ連れて行ってくれる。
私はマラソンから、
「人生も同じなんだ。」
ということを教えてもらいました。
だから今も、私は信じています。
どんなに遠く見えるゴールでも、
一歩ずつ進めば、必ず近づいていくことを。
ヨガも続けていました。
身体を整えることはもちろん、
呼吸を整え、
心を静かに見つめる時間でもありました。
自然の中を歩き、
花や鳥の写真を撮ることも大好きでした。
愛犬・黒豆との散歩は、
一日の中でも特別な時間でした。
歩くこと。
それは私にとって、「移動すること」ではありません。
人生を楽しむこと、そのものだったのです。
ところが、
そんな毎日に少しずつ変化が訪れました。
最初は、本当に小さな違和感でした。
「あれ?今日は少し股関節が痛いな。」
そんな程度です。
少し休めば治る。
そう思っていました。
年齢を重ねれば、どこかに痛みが出るのは当たり前。
きっと、その程度のことだろう。
私は、そう考えていました。
しかし、その違和感は少しずつ、
確実に大きくなっていきました。
階段を上るのが辛い。
椅子から立ち上がる時に時間がかかる。
靴下を履く動作さえ苦しく感じる日もありました。
長く歩くことが億劫になり、
出掛けることも減っていきました。
好きだった写真撮影も、
「今日はやめておこう。」
そんな日が増えていきました。
黒豆との散歩も、
以前のように長い距離を歩けなくなりました。
黒豆は何も言いません。
ただ、少し先を歩いては振り返り、
「まだ来る?」
そんな表情で私を待ってくれます。
以前なら一緒に歩けた道。
今は途中で立ち止まることが増えました。
そのたびに私は、
「今日はここまでにしようね。ごめんね。」
そう声を掛けながら、
心の中では、
「また前みたいに、一緒にたくさん歩こうね。」
そう何度もつぶやいていました。
痛みというものは、不思議です。
毎日付き合っていると、
それが当たり前になってしまう。
「まだ大丈夫。」
「もう少し頑張れる。」
そう言い聞かせながら、
少しずつ我慢することが増えていきました。
でも、その我慢は、気づかないうちに
私から多くのものを奪っていました。
歩く自由。
出掛ける楽しみ。
挑戦する気持ち。
そして、
「いつかやろう」と思っていた夢まで。
ある日、ふと自分に問いかけました。
「このままの人生で、本当にいいのだろうか。」
もちろん、手術は怖い。
人生で最も大きな手術です。
全身麻酔への不安もあります。
人工関節になることへの迷いもありました。
でも、もっと怖かったものがありました。
それは、
『歩かない人生に慣れてしまうこと』でした。
痛みを理由に諦めること。
「もう年だから」と自分に言い訳をすること。
夢を小さくしてしまうこと。
それだけは、どうしても嫌だったのです。
私は、まだ歩きたい。
黒豆と季節の景色を楽しみながら散歩したい。
カメラを持って、花や鳥を追いかけたい。
全国へ足を運び、たくさんの方に
バッチフラワーレメディの素晴らしさを伝えたい。
そして、一人でも多くの方に、
「自然体で生きることの大切さ」
を届けたい。
そして、
これから出会うたくさんの人と、笑顔で握手をしたい。
その夢は、
61歳になった今も少しも変わっていません。
むしろ、年齢を重ねた今だからこそ、
より強くなっています。
だから私は、手術を受ける決断をしました。
痛みから逃げるためではありません。
過去の自分に戻るためでもありません。
これからの人生を、自分らしく歩いていくためです。
人生は、
何歳からでも新しい一歩を踏み出すことができます。
私は、そのことを自分自身の人生で証明したい。
そう思っています。
手術の日が近づくにつれ、
不安が消えたわけではありません。
それでも今は、
不安よりも楽しみの方が少しだけ大きくなっています。
「また歩ける。」
その日を想像すると、自然と笑顔になる自分がいます。
きっと、手術後の第一歩は、
私にとって人生で一番嬉しい一歩になるでしょう。
今日の締めくくり
人生は、何歳からでもやり直せる。
そう思っていました。
でも今は違います。
人生は、何歳からでも新しく始められる。
私は、
この手術を人生を止める出来事ではなく、
人生を広げるための一歩として受け止めています。
その一歩一歩を、
これからもこの連載で綴っていきます。
もしよろしければ、
これからも一緒に歩いていただけたら嬉しく思います。
私の新しい人生は、ここから始まります。
次回予告
第2話
「失ったものより、取り戻したいもの」
股関節の痛みによって、
私は多くのことを諦めてきました。
でも、それ以上に
「もう一度取り戻したい」と願うものがありました。
次回は、
その大切な想いについて綴ります。
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