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木
2026/08/20
上手な感情整理,私が感じる大切な事

ナチュラルライフで迎える人生の再スタート

第11


もう一度、日常へ戻っていく
~新しい身体とともに暮らしを整える~



第10話では、

病室という限られた空間の中で感じたことを書きました。
病室は、
人生が止まる場所ではなく、
これからの人生を整え直す場所なのだと感じました。
身体を休めること。
回復に向き合うこと。
必要最低限の仕事と向き合うこと。
そして、任せること、頼ることを学ぶこと。
その一つひとつが、
新しい日々へ向かうための大切な準備なのだと思います。






第11話となる今回は、
その先にある、
「もう一度、日常へ戻っていく」
ということについて書いてみたいと思います。





日常へ戻る





この言葉だけを見ると、
どこか元の生活に戻っていくように感じるかもしれません。
けれど今の私にとって、
日常へ戻るということは、
ただ以前と同じ暮らしに戻ることではありません。
新しい身体とともに、
新しい暮らし方を覚えていくこと。
無理をしすぎていた自分に気づき、
これからの身体に合った生活のリズムを整えていくこと

それが、
これからの私にとっての
「日常へ戻っていく」
ということなのだと思います。







これまでの私は、

どこかで自分の身体に無理をさせてきたのかもしれません。

仕事のこと。
会社のこと。
お客様のこと。
家のこと。
母のこと。
黒豆のこと。
そして、自分自身のこれからのこと。







いろいろな役割を抱えながら、

気づけば自分の身体の声を後回しにしていたところがありました。
少し痛くても、
まだ大丈夫。

少し疲れていても、
これくらいなら動ける。

本当は休んだ方がいいとわかっていても、
つい先にやるべきことを優先してしまう。

そんな日々の積み重ねの中で、
身体はずっと声を出してくれていたのだと思います。







今回の手術とリハビリは、

その身体の声を、
もう一度きちんと聞き直す時間でもあるのだと感じています。

日常へ戻っていく時、
まず大切になるのは、
生活の中の小さな動作を見直すことなのかもしれません。

立ち上がること。

座ること。

歩くこと。

階段や段差を越えること。

靴を履くこと。

着替えること。

物を取ること。

向きを変えること。

健康な時には、
何も考えずにしていた動作です。







けれど、身体が大きな節目を迎えた後には、

その一つひとつが、
丁寧に向き合うべき大切な動作になります。

・焦って動かないこと。

・無理な姿勢をしないこと。

・身体の声を聞くこと。

・先生方やリハビリの先生から教えていただいたことを、
日常の中でも大切に守っていくこと。

それが、
新しい身体と長く付き合っていくために必要なのだと思います。







家の中にも、

きっと小さな課題はたくさんあります。

階段。

段差。

玄関。

お風呂。

トイレ。

ベッドや椅子の高さ。

床に落ちたものを拾う時の動き。







何気ない生活の中に、

身体への負担や不安につながる場面があるかもしれません。

でも、それを怖がりすぎるのではなく、
一つずつ整えていけばいい。

今までと同じように動こうとするのではなく、
今の身体に合ったやり方を探していけばいい。

そう思っています。






これは、

不自由になるということではありません。

むしろ、
これからの自分を大切にするために、
暮らしを整え直すということなのだと思います。

道具を使うことも、
誰かに頼ることも、
動き方を変えることも、
決して負けではありません。






それは、

新しい身体と仲良く暮らしていくための知恵です。

日常へ戻るということは、
何もかも以前と同じにすることではない。

これからの自分に合った暮らし方を、
少しずつ作っていくことなのだと思います。






そして、

日常へ戻っていく中で、
私がとても大切にしたいことがあります。

それは、
黒豆との時間です。

黒豆と一緒に過ごす何気ない時間。

同じ空間にいること。

ふと目が合うこと。

静かにそばにいてくれること。

散歩に行くこと。

季節の匂いを一緒に感じること。






それらは、

私にとって大切な日常です。

以前は当たり前のように感じていた時間も、
今はとても尊いものに思えます。

黒豆と歩くこと。

ゆっくりでもいい。

短い距離でもいい。

無理のない範囲で、
また一緒に季節を感じながら歩けるようになりたい。

春の花。

夏の緑。

秋の風。

冬の空。

そのひとつひとつを、
黒豆と一緒に味わえる日々を、
また大切にしていきたいと思っています。






歩くことは、

ただ移動することではありません。

大切な存在と同じ時間を過ごすこと。

季節を感じること。

自分の足で世界とつながること。

そして、
心を少しずつ外へ開いていくこと。

私にとって、
それはナチュラルライフそのものなのだと思います。







特別なことをしなくてもいい。

遠くへ行かなくてもいい。

高価なものを持たなくてもいい。

朝の光を感じること。

風の匂いに気づくこと。

花や鳥に目を向けること。

黒豆と同じ時間を味わうこと。

自分の身体の声を聞きながら、
無理のない歩幅で暮らしていくこと。

それが、
これからの私が大切にしたいナチュラルライフです。






日常へ戻っていく中では、

仕事との向き合い方も変わっていくのかもしれません。

私は会社を預かる立場です。

お客様にご迷惑をおかけしないようにすること。

社員や周囲と連携すること。

必要な確認をすること。

それらは、
これからも大切な責任です。






けれど同時に、

すべてを自分一人で抱え込まないことも、
大切な責任なのだと感じています。

第10話でも書いたように、
任せること。

信じること。

頼ること。

そして、
自分自身を整えること。

それは、
社長としての弱さではなく、
これから長く歩き続けるための大切な力なのだと思います。







無理をして早く戻ることよりも、

きちんと整えて戻ること。

自分の身体を大切にしながら、
できることを一つずつ増やしていくこと。

それが、
これからの仕事との付き合い方にも必要なのだと思います。






日常へ戻るということは、

忙しさの中に戻ることではありません。

自分をすり減らす毎日に戻ることでもありません。

これからの私は、
もう少し自分の身体と相談しながら、
もう少し心の声を聞きながら、
暮らしも仕事も整えていきたいと思っています。






もちろん、

簡単なことばかりではないでしょう。

思うように動けない日もあると思います。

疲れやすい日もあると思います。

階段や段差に不安を感じる日もあるかもしれません。

焦りが出る日もあると思います。

「もっとできるはずなのに」
と思ってしまう日もあるかもしれません。

でも、そんな時こそ、
第8話から何度も書いてきた言葉を思い出したいと思います。






焦らず、比べず、自分の歩幅で。

昨日より少し動けたら、それでいい。

昨日より少し不安が減ったら、それでいい。

昨日より少し身体を信じられたら、それでいい。

昨日より少し笑えたら、それでいい。

それも、
日常へ戻っていくための大切な一歩です。






小さな一歩の積み重ねが、

やがて暮らしを作っていきます。

小さな安心の積み重ねが、
やがて自信になっていきます。

小さな喜びの積み重ねが、
やがて人生を広げてくれます。

だから私は、
大きく変わろうとしすぎず、
小さな日常を一つずつ整えていきたいと思っています。






食事を整えること。

眠ること。

身体を休めること。

リハビリを続けること。

必要な時には助けを借りること。

黒豆と静かに過ごすこと。

季節を感じること。

心が少し軽くなる時間を持つこと。

その一つひとつが、
これからの私の日常を支えてくれるのだと思います。






そしていつか、

もう少し体力が戻ってきたら、
少しずつ外の世界へも出ていきたいと思っています。

自然の中を歩くこと。

花や鳥の写真を撮ること。

会いたい人に会いに行くこと。

仲間とゴルフを楽しむこと。

バッチフラワーレメディを通して、
心が少し軽くなる時間を届けること。

その未来は、
まだ遠く感じることもあるかもしれません。





けれど、

遠くにある未来も、
今日の小さな一歩からつながっています。

だから、
今日できることを一つ。

明日できることを一つ。

その積み重ねでいいのだと思います。





8月の暑さは、

身体にも心にもこたえる季節です。

外の空気は熱を含み、
夏の光は強く降り注ぎます。

そんな季節の中で、
私はこれからの日常を、
少しずつ整えていこうとしています。

夏の光は強いけれど、
その光の中には、
前へ進む力もあります。





一気に進まなくてもいい。

休みながらでいい。

立ち止まりながらでいい。

時には誰かに支えてもらいながらでいい。

それでも、
自分の歩幅で進んでいけば、
新しい日常は少しずつ形になっていくのだと思います。





今日の締めくくり

日常へ戻るということは、
以前とまったく同じ暮らしに戻ることではありません。

新しい身体とともに、
新しい暮らし方を覚えていくこと。

無理をしすぎず、
身体の声を聞きながら、
自分の歩幅で暮らしを整えていくこと。

それが、
これからの私にとっての
「日常へ戻っていく」
ということなのだと思います。




黒豆との時間。

仕事との向き合い方。

家での暮らし。

身体を休めること。

リハビリを続けること。

季節を感じること。

その一つひとつを、
これからはもっと丁寧に味わっていきたいと思います。





焦らず、比べず、自分の歩幅で。

新しい身体とともに、
新しい日常を少しずつ整えていく。

それは、
これからの私のナチュラルライフを、
もう一度育てていく時間でもあります。

私は今日も、
できることを一つずつ重ねながら、
自分らしい日常へ向かって歩いていきます。





次回予告

第12話・最終話
ここから始まる、新しい日々
~人生は、何度でも自分の歩幅で歩き出せる~

次回は、

今回の連載の最終話です。

手術に向かう不安。
支えてくれる人への感謝。
新しい身体との出会い。
リハビリの時間。
歩けることの幸せ。
そして、これからの未来。





第12話では、
この連載を通して見えてきた、
新しい日々への思いを綴ります。

人生は、
何歳からでも、
何度でも、
自分の歩幅で歩き出せる。

その思いを、
最終話として静かにまとめていきたいと思います。







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